ゲリラ豪雨に遭遇






ゲリラ豪雨??

せや。
じゃあ今日はゲリラ豪雨についてお前さんでもわかるよう、わかりやすく解説したるわ。

お、お願いします。
ゲリラ豪雨とは何か

ゲリラ豪雨とは、突発的に発生し局地的に短時間で降る豪雨のことや。
長くても1時間程度しか降らず、降る範囲もせいぜい数十km2くらいや。
ちなみに正式な気象用語じゃない。

へえー。


ところで「ゲリラ」ってなにー?

ゲリラとは奇襲や待ち伏せなど変則的な戦闘を得意とする小部隊のことで、同時多発的に突然発生や予測困難、局地的に降る雨の様子からゲリラ豪雨と呼ばれるようになった。
要は奇襲のような雨ってことやな。


ひょえ〜。
物騒な言葉だねー…。

せやねん。
戦争を想起させる不適切な言葉やから使うのは、控えたほうがええって言う意見もあんねん。
集中豪雨、局地的大雨

気象庁が使う用語にゲリラ豪雨と似た表現がある。
集中豪雨と局地的大雨や。

へえー。

集中豪雨は、積乱雲が同じ場所で次々と発生・発達を繰り返すことによって起き、数時間にわたり強く降り、100mmから数百mmの雨量をもたらす雨のこと。
局地的大雨は、単独の積乱雲が発達することによって起き、急に強く降り、数十分の短時間に狭い範囲に数十mmの雨量をもたらす雨のこと。
参考:気象庁 予報用語

んんん???


へぇー。
どっちもゲリラ豪雨とよく似てるねー。

せやな。
まあどっちかと言うとゲリラ豪雨は「局地的大雨」に近いニュアンスかな。
ゲリラ豪雨発生の原因・仕組み

ゲリラ豪雨はどうやって発生するのー?

ゲリラ豪雨の発生する仕組みは、
- 太陽の強い日差しに地表付近が暖められ
- そこに暖かい湿った空気、上空に寒気が流れ込むと
- 大気が不安定となり上昇気流が生じ
- 積乱雲が発達し雨が降る


ゲリラ豪雨発生の仕組みをまとめるとこんな感じ↓や。


太陽の強い日差しが必要やからゲリラ豪雨は夏場に多いんや。

へえ〜。
ゲリラ豪雨発生件数の増加

最近になって豪雨って言葉よく聞くようになった気がするんだけど、増えてきてるのかなー?

そうなんや。
近年ゲリラ豪雨は増えて来とる。
気象庁のデータによると全国で1時間に50mm以上降った地点は約1.5倍に、100mm以上だと約2倍発生件数が増えて来ちょる。
参考:気象庁 大雨や猛暑日など(極端現象)のこれまでの変化


年によってばらつきはあるものの増えて来てる傾向なんだねー…。

ゲリラ豪雨の回数、そして規模も年々増大してきとるからしっかりとした対策が必要や。
ゲリラ豪雨発生件数の増加の原因は?

でもどうして最近になってゲリラ豪雨が増えて来たのかなー?

原因の1つはヒートアイランド現象にあると言われとる。

ヒートアイランド現象??

詳しくはこっち↓の記事を見るとええんやけど、

ヒートアイランド現象とは、都市化によっての人工物が増加し熱がこもりやすくなって局地的に気温が上昇することや。

へえー。

そのヒートアイランド現象によって都市の気温が上昇し、積乱雲が発達しやすくなったんや。
それでゲリラ豪雨が頻発しておる。

ゲリラ豪雨への対策は?

ゲリラ豪雨による洪水被害も増えとる。


ううう〜。自然現象だから防ぎようがないよねー…。

重要なのはすぐ避難することや。

でもゲリラ豪雨って突発的に発生するんでしょう?

いくつかの兆候があるからそれを見逃さんことや。
【注意したいゲリラ豪雨前の兆候】
- 川の水が急に増水・濁る、枝などが流れてくる
- 黒い雲が近づいてきて、周囲が急に暗くなる
- 雷鳴や雷光が見える
- 冷たい風が吹き出す
- 大粒の雨や雹(ひょう)が降り出す




これらのゲリラ豪雨前の兆候が見られたら、すぐに安全な場所に避難や。
そのためには日頃から自分の住む地域のハザードマップをチェックしておくことが重要や。
国土地理院のハザードマップポータルサイトでは簡単に住んでる地域のハザードマップを確認できるからうまく活用するとええわ。

はーい。
事前に備えはしっかりしておかないとね。

今日の解説はここまでや。
しっかり復習してゲリラ豪雨に備えるように。

ありがとうございました。
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最後に今日のまとめや。
まとめ
- ゲリラ豪雨とは、突発的に発生し局地的に短時間で降る豪雨のこと
- 奇襲のような雨からゲリラ豪雨と名付けられた
- ゲリラ豪雨と似た言葉として集中豪雨と局地的大雨がある
- 集中豪雨は、積乱雲が同じ場所で次々と発生・発達を繰り返すことによって起き、数時間にわたり強く降り、100mmから数百mmの雨量をもたらす雨のこと
- 局地的大雨は、単独の積乱雲が発達することによって起き、急に強く降り、数十分の短時間に狭い範囲に数十mmの雨量をもたらす雨のこと
- ゲリラ豪雨の発生する仕組み
- 太陽の強い日差しに地表付近が暖められ
- そこに暖かい湿った空気、上空に寒気が流れ込むと
- 大気が不安定となり上昇気流が生じ
- 積乱雲が発達し雨が降る
- ゲリラ豪雨は夏場に多い
- 近年ゲリラ豪雨は増えてきており、全国で1時間に50mm以上降った地点は約1.5倍になった
- ゲリラ豪雨発生件数増加の原因の1つはヒートアイランド現象
- ヒートアイランド現象によって都市の気温が上昇し、積乱雲が発達しやすくなりゲリラ豪雨が増えた
- 注意したいゲリラ豪雨前の兆候
- 川の水が急に増水・濁る、枝などが流れてくる
- 黒い雲が近づいてきて、周囲が急に暗くなる
- 雷鳴や雷光が見える
- 冷たい風が吹き出す
- 大粒の雨や雹(ひょう)が降り出す
- 安全な避難のため事前にしっかりハザードマップを確認しておく