脱炭素社会の実現
脱炭素社会の実現や!!
リュウジー!!
地球温暖化による世界的な気温の上昇を抑えるには、脱炭素社会を実現することが重要や。
そのためにはカーボンニュートラルの考え方が肝になってくる。
か…カーボンニュートラル??
はぁー。
どーせ……カーボンニュートラルが何たるかわからんのやろ…?
……はい。
今日はお前さんにでもわかるよう、わかりやすくカーボンニュートラルについて解説したるわ。
わーい。
カーボンニュートラルとは何か
カーボンニュートラル(carbon neutrality)とは、直訳すると炭素中立という意味で
温室効果ガスの排出を全体として実質ゼロにする
ことをいう。
んん??実質ゼロ?
「全く排出しない」とは違うの?
そこがポイントや。
人間活動によって生じたCO2などの温室効果ガスの[排出量]から森林などの[吸収量]を差し引いて全体をゼロにするという考え方や。
へぇー。これでゼロねー。
なんかここで自然界の吸収量を持ち出してくるのはズルくない…?
まあー中々、温室効果ガスを全く出さないっていうのはムズイから……苦肉の策ともいえるわな。
吸収源としての森林は、なんでもええ訳ではなく、ちゃんと管理された森林のみや。
ふーん。
吸収量には限界があるから、とにかくカーボンニュートラル実現には、温室効果ガスの排出量を減らすことが最優先や。
へー。
ところで温室効果ガスって具体的に何のこと?
二酸化炭素CO2の他にメタンCH4、代替フロンなどがある。
詳しくはこっち↓の記事を見るとええ。
カーボンユートラル実現のため私たちにできること
カーボンニュートラルが大事なのはわかったけど、僕たちにできることって何だろう?
まずは節電やな。
え?節電ー??
日本の温室効果ガスの排出量はほとんどがCO2なんやけど、そのCO2の排出要因の約4割が発電のためなんや。
せやから、節電することがカーボンニュートラルに繋がる。
参考:環境省 令和4年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書
節電かー。
一回自分がどれだけ電力を使っているか見直すのもいいかもね。
せやな。
他には3Rを意識した生活も大切や。
まあ自分にできることからコツコツ始めるのがええわ。
はーい。
世界と日本の取り組み
カーボンニュートラルと似た意味として、カーボンオフセット、ゼロカーボンなどがある。
どれも脱炭素という意味ではおんなじで、この考え方が広まったのは2015年のパリ協定締結にある。
パリ協定?
パリ協定
パリ協定とは、国連気候変動枠組条約締約国会議(COP21)で締結された協定のことで、京都議定書に代わる、2020年以降の温室効果ガス排出削減等のための新たな国際枠組みが決まった。
ほー。
パリ協定のポイントは
- 世界共通の長期目標として世界の平均気温上昇を2℃目標の設定、1.5℃に抑える努力を追求すること
- 主要排出国を含む全ての国が削減目標を5年ごとに提出・更新すること
- 二国間クレジット制度(JCM)も含めた市場メカニズムの活用
特に全ての国が参加してるってことは画期的や。
参考:外務省 2020年以降の枠組み:パリ協定
日本の取り組み
2020年、菅首相(当時)が以下の所信表明演説を国会で行った。
我が国は、2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すことを、ここに宣言いたします
参考:経済産業省 「カーボンニュートラル」って何ですか?
この宣言以降、カーボンニュートラル・脱炭素は持続可能な社会を実現していくための重要なキーワードとして日本でも意識されるようになった。
2050年かー。
長いような短いような……何もしないとこれ以上に地球は大変な状況になるだろうから、僕にでもできることは今日から始めよう。うん。
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ええ〜!!先生が東大生ー!?
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せや。
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でも、お高いんでしょう?
フフッ。
そうでもないねん。
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よしよし。宣伝も済んだし満足満足。
最後に今日のまとめや。
まとめ
- カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出を全体として実質ゼロにすること
- 人間活動によって生じたCO2などの温室効果ガスの[排出量]から森林などの[吸収量]を差し引いて全体をゼロにする
- 日本においてCO2の排出要因の約4割が発電のため、節電することがカーボンニュートラルに繋がる
- 2015年のパリ協定から脱炭素の考え方が広まった
- パリ協定とは、京都議定書に代わる、2020年以降の温室効果ガス排出削減等のための新たな国際枠組み
- パリ協定のポイント
- 世界共通の長期目標として世界の平均気温上昇を2℃目標の設定、1.5℃に抑える努力を追求すること
- 主要排出国を含む全ての国が削減目標を5年ごとに提出・更新すること
- 二国間クレジット制度(JCM)も含めた市場メカニズムの活用
- 2020年、菅首相(当時)が2050年までにカーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すことを宣言した