スーパーで地産地消と出会う




んん??
地産地消ってなんだ?

はあ〜。
そんなことも知らへんのかいな……。

リュウジー!!

しょうがあらへん。
今日はワイがお前さんにでもわかるよう、わかりやすく地産地消について解説したるわ。

わーい。
地産地消(ちさんちしょう)とは何か

地産地消とは
地域生産、地域消費の略で地元で生産されたものを地元で消費すること
や。多くは農作物のことを指す。


へぇー。
地域ってどれくらいの範囲を指すの?

まあ明確には決まってへんけど、同じ都道府県内を指す場合が多いな。


この地産地消が今注目されている理由はわかるか?

わかんなーい。

……。
理由のひとつは、地球温暖化対策に一役買うからや。

んんん???

地産地消のメリット紹介したるわ。
地産地消のメリットとは?

地産地消のメリットはいろいろあるけど、ここでは3つ取り上げる。
- 新鮮で栄養価が高い
- 安心安全
- フードマイレージ

ほうほう。
地産地消メリット①新鮮で栄養価の高い野菜

地産地消のメリット一つ目は、新鮮で旬な栄養価の高い野菜を食べられることや。

ほーう。

生産地から遠いと収穫から何日も経ってるケースもある。
でも地産地消だと朝採りの商品が店頭に並ぶとこも多く、採れたてで栄養価が高いんや。

地産地消メリット②安心安全な作物

地産地消のメリット2つ目は、安心安全な農作物や。

ほーう?

地産地消の作物は、生産者の顔が見えるものが多い。
消費者のワイらは、安心して商品を選べるんや。


うん。確かに。
外国産の誰が作ったのかわからないものより安心できるかも。
地産地消メリット③フードマイレージ

地産地消のメリット3つ目は、フードマイレージや。

???
ふーどまいれーじ??
何じゃそりゃ。

フードマイレージ(food mileage)とは
食料の輸送距離という意味で、食料の量(t)×輸送距離(km)で表されるんや。
食料の輸送による、地球環境に与える負荷の数値化であり、特に二酸化炭素の排出量の指標に使われる。


ほーう。
これがリュウジーがさっき言っていた、地球温暖化対策に一役買ってるってやつか。

せや。
地産地消では、輸送距離が短くなるから排出される二酸化炭素も少なくなるんや。
二酸化炭素が少ないと?

地球に優しい!!

せや。
二酸化炭素排出と地球温暖化についてはこっち↓を見るとええ。


へぇー。
地産地消と地球温暖化が関係してるんだねー。

その他のメリットとして、地域の食文化を知るきっかけになり、食育につながったりするんや。
地産地消のデメリットとは?

ええとこばっかりのような地産地消もデメリットはある。

ほーう。そうなんだ……。

地産地消のデメリットを3つ挙げるとしたら
- 地域差による偏在
- 大量生産に不向き
- 生産者の負担増
や。
地産地消デメリット①地域差による偏在

まず一つ目の地産地消のデメリットとして地域差による作物の偏在が挙げられるな。

ん?どういうこと?

例えば農業王国の県なら種類をたくさん揃えられるが、農業が盛んじゃない地域は、地産地消では、まかなえなくなるんや。


そうかー。
結局東京のような人口密集区は、近くに田畑がないから遠くから運んで来ないといけないのかー。
地産地消デメリット②大量生産に不向き

2つ目の地産地消のデメリットは、大量生産には不向きってことやな。

そうなんだー。


消費者にとって大量生産ができないことの何がデメリットかというと価格が上がることやな。

ええ!!

単一的に大量生産すると価格は下がるもんや。
でも地産地消は、大量生産には不向きや。

そ、そうなんだー。

品物によってはって話やけどな。
輸送費が少なくて済む分、地産地消のが安くなる場合もあるし、ケースバイケースや。
地産地消のデメリット③生産者の負担増

地産地消のデメリット3つ目は、生産者の負担の増加や。

ほう。

ワイら消費者には関係あらへんかも知れんが、生産者にとっては、それまでは出荷だけすればよかったものが地産地消だと輸送、広報、販売まで自分たちでせなあかんケースもある。


そ、そうかー。
自分たちのことだけしか考えてなかった……。
SDGs目標12,14,15

地産地消の考え方は、SDGsの目標の様々な部分に関わっとる。
例えば
- SDGs目標12「つくる責任つかう責任」
- SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」
- SDGs目標15「陸の豊かさも守ろう」


地産地消はフードロス削減につながる。
メリット・デメリットをしっかり理解して積極的に地域の野菜を買うのも地球環境のための一つの選択肢やから覚えておくとええわ。

はーい。
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ええ〜!!先生が東大生ー!?
じゃあ東大生に直接教えてもらえるの?

せや。
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でも、お高いんでしょう?

フフッ。
そうでもないねん。


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よしよし。宣伝も済んだし満足満足。
最後に今日のまとめや。
まとめ
- 地産地消とは、地域生産、地域消費の略で地元で生産されたものを地元で消費すること
- 地産地消のメリット
- 新鮮で旬な栄養価の高い野菜を食べられること
- 生産者の顔が見え、安心して商品を選べる
- フードマイレージの値が小さい
- フードマイレージとは、食料の輸送距離という意味で、食料の量(t)×輸送距離(km)で表される。食料の輸送による、地球環境に与える負荷の数値化であり、特に二酸化炭素の排出量の指標に使われる。
- 地産地消のデメリット
- 地域差による作物の偏在
- 大量生産ができず高価格になることもある
- 生産者の負担の増加
- 地産地消は、SDGs目標12「つくる責任つかう責任」、SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」、SDGs目標15「陸の豊かさも守ろう」に関わる